• 注文住宅-藤沢市N様邸~基礎着工~

    N様邸基礎着工です。実はN様邸「地盤調査」の結果、敷地の一部分のみ「地業工事」が必要と言う判定の為、指定された場所にしっかり固める為の凝固剤・砂利にて念入りに転圧します。全体的には安定している土地でも一部だけと言う場合もあるんです。これで基礎着工の準備が整いました。

     

    基礎着工です。まずは建物の位置・高さ・水平の基準となる重要な工程「遣り方」です。土地をぐるっと囲うように「水杭(水平を出すため杭)」と呼ばれている杭が撃ち込まれます。

     

    糸みえますか?「水糸」と呼ばれで、基礎工事を進めていく上で水平をわかりやすく判断するための糸として機能しています。

     

    その後整地作業が終わり、鉄筋を組みコンクリートを流し込む前に「防水シート」を敷きます。防水シートは地面から基礎に湿気が流れ込むのを防ぐ効果がある事と床下を乾燥した状態に保つため、土台・大引きといった構造木材を保護し、シロアリ被害を防ぐ為の防湿対策としの役割も果たします。その後防湿シートを敷き込んだ基礎の外周部分に、「捨てコン」と言って、①基礎コンクリート形成のための型枠の土台になる(型枠設置時の安定・正確性を確保)②防湿シートの固定、密閉の工事になります。この際に地鎮祭で頂いた「鎮め物」を納めます。

     

    そして構造計算による図面通りに鉄筋を組んでいきます。と同時に外部配管・給排水の位置も工事が進みます。赤丸部分です。

     

    配筋が終わるとコンクリートを流す前に、第3者機関の「配筋検査」になります。構造計算(耐震等級3)による配筋の太さ、地中梁の深さ等が守られているか全てチェックします。その後コンクリート打設になります。

     

    打設した部分から、バイブレーターという振動工具を当てながら、タンパーと呼ばれる道具でコンクリートを叩き、均し(ならし)ていきます。コンクリートの余分な水分や空気を追い出し、密実に締固めるための大事な作業になります。

     

    仕上げに、足場を作りながらでこぼこ部分を調整していきます。少し養生期間を置いたら基礎の立ち上がり部分の型枠を組み、コンクリートを流し込みます。

     

    養生期間を置いて基礎完成です。次回は上棟です。