茅ヶ崎市K様邸、地盤調査の結果「改良有り」判定の為、29本の杭が、指定された場所に・指定された長さで入ります。これで地震に対する耐震性が増し、強風や交通振動などによる建物の揺れを抑え、地盤沈下や液状化現象を防止し、安心して着工できます。地盤改良はなぜ必要?今は当たり前の地盤調査ですが、以前は地盤の状態を確かめずに家を建て不同沈下が起こるなど、欠陥住宅の増加が問題になりました。そこで、平成12年「建築基準法」が改正され、「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」も制定され、この法律の適用により「基本構造部分の10年保証」「住宅性能表示制度」ができ地盤調査の結果、地耐力が柔い地盤は改良工事が義務となった訳です。そして地盤保険の補償保険責任期間も、建物基礎着工の日から始まり、建物引渡しから20年経過した日迄。、となりました。
そして基礎着工です。11月完成に向けて本格的にスタート。「遣り方」→「表土の鋤み取り」→「転圧」→「根切り」→「砕石の敷き込」・整地工事が終わり、「防水シート」を引き込みます。
その前に地鎮祭で頂いた「鎮め物」を納めます。中身はこの土地で幸せに暮らせるようにと厄除けと繁栄を願い神様に捧げる7つの供物が入っております。
この1枚のシートが地面から基礎に湿気が流れ込むのを防ぐ効果と、床下を乾燥した状態に保つ為に土台・大引きといった構造木材を保護し、シロアリ被害を防ぐ為の防湿効果があります。そして防水シートの周りに固定・密閉・型枠の土台になる「捨てコン」を打ち固めて次の段階へ進みます。
基礎部分の鉄筋が、図面通りに組まれて行きます。構造計算により鉄筋の太さ・ピッチ、はそれぞれ違います。K様邸はガレージハウスの為、より綿密に計算されています。第三者機関・パナソニックの検査が終わり、立ち上がり部分にコンクリートを流し、型枠を外したら、基礎完成です。次の後上棟になります。
地中梁にもしつかり配筋されております。
次回は上棟!!