①遣り方(やりかた)・・基礎工事の第1手順として「遣り方」という基礎や建物の正確な位置を測るための基準点となる造作物が設けます。
②表土鋤取り、根切り、砕石転圧・・基礎形状に合わせて地面を掘削し、砕石を敷き、転圧を行い基礎の基礎作りを行います。
③防湿シート敷き込み、捨てコン施工・・地面から湿気が基礎に侵入しないよう防湿シートを敷きます。防水シートの役割は、床下を乾燥した状態に保ち土台・大引き等の構造木材を保護しシロアリ被害を防ぐ為の役割もあります。そして基礎形状を正確に造成するために捨てコンを外周部に施工します。
ここで、地鎮祭で頂いた「鎭め物」を納めます。鎭め物には人形、盾、矛、小刀子、長刀子、鏡、水玉の七種が入っていて、無事に工事が終わるように、地面の神様にお供えするという意味があるんです。昔からの日本の風習ですね。
④鉄筋工事、型枠工事・・本格的な基礎工事の着工開始です。ベタ基礎のスラブ(床)部分に鉄筋を組んでいきます。完成後、第三者機関機関の検査があります。
郡司監督、配筋検査の前に事前チェックです。
⑤配筋検査・・第三者機関が図面通りにできているか細かくチェックします。・・OKで次に進みます。
⑥基礎コンクリート打設・・基礎のスラブ部分にコンクリートが打設されます。このコンクリート打設では「バイブレーター」を使用し、振動を与えることで、コンクリートが液状化し流動性が高くなり、コンクリートにとって不順な空気が抜け、密度が高い堅牢なコンクリートが完成するんです。そして養生期間を置きます。
⑦基礎立ち上がり型枠組みから基礎立ち上がりコンクリート打設・・養生期間を経て、基礎立ち上がり部分にコンクリートを打設するための型枠を組んでいきます。そして、基礎立ち上がり部分にコンクリートが打設されます。コンクリートの強度が発現するまで一定期間が必要なため、1週間程度の養生期間を設けます。
⑧基礎完成です。
次回は上棟です。