土地探しの第一歩は、自分たちがどのような土地に住みたいか、ライフスタイルや好みなどの要件をチェックすることです。
どんな土地を選ぶかにより、その上に建つ家の規模はもちろん、快適性、安全性、耐久性にも大きな影響を与えます。
人生で大きな買物である住まいだからこそ、タウンズホームはお客様のご要望に合わせて、家族にふさわしい土地をトコトン一緒に探します!
道路に接していない土地には建物は建てられません。
道路が4m以上あり、その道路に2m以上敷地が接していることが条件となります。
道幅が十分でない場合には、建物の大きさを調整する必要がありますので、注意が必要です。
適正な土地利用を図るため、その目的に応じて12種類に分けられ、建築物の用途、容積率、構造などに一定の制限が設けられています。
これを「用途地域」と呼びます。
用途地域をよく見極めないと、周囲の景色が良いからと契約したものの、1年後にはマンションが建って何も見えなくなったという事態が起きるかもしれません。
思わぬトラブルが発生しないよう、用途地域をしっかりと確認するようにしましょう!
通風や採光、プランを考えると四角形の土地が好まれますが、三角形や、旗竿のように道路を入った奥に土地が広がる変形土地もあります。
四角形に対して価格が安くなっていることもあるので、検討してみましょう。
水道や下水が宅地まで引き込まれているかどうかで、費用が大きく変動します。
道路まで繋がなくてはならない場合は、掘った部分ではなく、より大きめの地帯を復旧しなくてはなりません。
遠くに下水管がある場合、大きな費用負担になるので、確認しましょう。
生活の利便性についても考える必要があります。
毎日利用することになる、商店街やスーパー、銀行、役所。その他、お子さんが通う学校や病院、図書館などの公共施設も近くにあると便利です。
また、曜日と時間帯により、周辺環境が変わることもありますので、平日と土日、朝・昼・夜と時間帯を変えて、現地の確認をすることをオススメします!
まずは、道路と敷地の関係を確認します。
たとえば、南側道路の場合は、敷地全体の日当たりが良く、北側道路の場合は、南側の家の影になる可能性があります。道路が二方向に接した角地なら、建物と駐車場を比較的自由に配置できます。
次に、道路を行き交う人や車の通行量を確認しましょう。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、車の交通量が多い幹線道路や抜け道に面した土地は避けたほうが安心です。
人通りの多さについては、「にぎやかで安心」と思うか「にぎやかで落ち着かない」と思うかは人それぞれですので、お客様に合うほうを選んでください。
また、日中と夜間の違いもあります。太陽が出て着る昼間は気づかなくても、夜になると街灯がなく真っ暗ということもありますので、夜間の様子も必ず確認しておきましょう。
最後に、道路と敷地の高低差を確認しましょう。道路と敷地がフラットな場合、外構工事が塀や駐車場だけで済むのですが、高低差がある場合は、盛り土や切り土が必要です。
建物を建てる敷地が接道より2メートル以上高くなるような土地は、駐車場を掘り込み式にする必要があり、費用がかなり上がってしまいます。外構まわりに掛かる費用が、建物の建築費用よりも高くなるという事例もあります。
こういった土地は、往々にして相場よりも価格が安い場合が多く、衝動的な購入意欲に駆られてしまいがちですが、結果的には高い買い物になる可能性があります。ご購入前に、外構回りの費用も考えて運ぶといいでしょう。
敷地の南側が道路になっている「南入り」の土地は、日当たりが良く、人気がありますが、必ずしも南入りの土地にこだわる必要はありません。
東入りや西入りの土地のほうが、間取りの工夫次第では、快適な住空間を作りやすいからです。
一般的な間取りでは、リビングを明るい南側に設けて、お日さまの光を取り込みます。
ところが南入りの土地では、駐車場や玄関へのアプローチを家の南側に設けることが多いため、リビングからの眺望に駐車場が見えることになります。
場合によっては、道路を行き交う人の視線が気になるかもしれません。リビングで落ち着いて寛げるようにするには、設計を工夫したり、植栽によるカバーが必要となります。
その点、東入りや西入りの土地なら、南面にリビングがあったとしても、窓からは駐車場や道路が直接目に入らず、外からの視線を気にする必要がありません。
気を遣うことなく、落ち着いた空間で過ごせる点がオススメです。
住環境に対する好みは人それぞれです。
にぎやかで開放的な土地が好きな方もいれば、静かで落ち着いた佇まいを求める方もいらっしゃいます。
複数の区画を有する分譲地を例にご説明します。
表通りに面した土地や角地が良いでしょう。
人通りが多く、見通しもよいので、「にぎやかで安心」というメリットが得られます。
街区の住民だけが行き交う道路に面した区画をオススメします。
公園の隣などは、不特定多数の人が出入りするため、あまりオススメできません。
静かな環境を好む人にとっては「騒がしくて落ち着かない」と感じる可能性があるからです。
一般的に良いとされている「日当たり」や「道路面」を優先しすぎると、お客様ご自身の好みと一致しない場合があります。ご自身にとっての「心地良く感じる条件」に優先順位を付けてから、土地を探されるとよいでしょう。
上物付き(古家)の土地の場合、すでに水道が引き込まれていることがほとんどですので、水道の引き込み口径を確認しておきましょう。
築年数が経過している家の場合、多くは13mm口径の水道管が道路より引き込まれていますが、水量を考慮して、13mmから20mmに替える場合には、工事が必要です。
地域により異なりますが、工事に30万円以上かかることもあり、更に水道の本管が建物より遠くに位置する場合、工事費がかなりの額に及ぶこともあります。
土地を購入される際に、重要事項説明の中で必ず水道口径について説明がありますので、そのまま使えるのか、交換の必要があるのかを確認しましょう。
意外と見落としがちなのが電柱の存在です。
敷地の角に立っていれば問題ありませんが、位置によっては、駐車場や玄関アプローチの場所が限られてしまいます。新規開拓分譲地などでは、あとから電柱の設置が行われる場合もあるため、事前に電柱の位置を聞いておくのがいいでしょう。
日当たりや風通しは、誰もが気になる点ですが、1度や2度の現地見学ではなかなか把握できません。
季節により太陽の角度が変わるため、冬には射し込まなかった太陽光が、夏になるとさんさんと射し込むこともあります。
しっかりと土地の状況をチェックし、窓の配置を工夫するなどして、その土地にあったプランを設計段階で決めておくことが重要です。
住宅地などの建物が密集した地域では、隣家の窓や集合住宅の廊下から、室内が丸見えになってしまうこともあります。
そんなときは、窓の配置や植栽の配置を工夫して周囲からの見え方を調整するとよいでしょう。